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グランドセイコー、「獅子甲冑」モチーフの60周年モデル。460万円
2020年9月8日 09:15
セイコーウオッチは、グランドセイコーの誕生60周年記念として、「獅子甲冑」をモチーフとしたスプリングドライブモデル「SBGC238」を100本限定で10月9日に発売する。価格は460万円。
ストイックに頂点を目指して戦い抜き、その生き様が今もなお現代人に影響を与える、日本の戦国武将がまとったとされる「獅子甲冑」は、グランドセイコーの意思を体現しているという。1960年の初代グランドセイコーで裏ぶたに「獅子の紋章」があしらわれ、60年を経た今でもグランドセイコーに刻まれている。
ケースと腕の接地面を広く、かつケースの重心を下げることで、獅子の前足が腕をつかむかのような力強さを表現しながら、快適な装着性を実現。獅子の爪に見立てたケースのかん足(ラグ)は、ザラツ研磨による鏡面仕上げと、ヘアライン仕上げを施した。屈強なシルエットの中に鋭さが際立つ、獅子のごとく勇猛な印象を与えるケースデザインとしている。
クロコダイル素材のレザーストラップは、斑(ふ)の溝の部分にピンクゴールド色の塗料を塗布する「谷入れ」手法を施し、長い年月を経ても、貫禄のある甲冑の力強さを表現する。
ダイヤルには、力強くなびく獅子のたてがみを表現した有機的な模様を施し、合戦に赴く武将が甲冑の装飾に好んで用いたという、藍染の勝色(かついろ)をイメージしたダイヤルカラーを採用している。
ケース素材は18Kピンクゴールド。ストラップはクロコダイル・18Kピンクゴールド(ワンプッシュ三つ折れ方式)中留。日常生活用強化防水(20気圧防水)。
ムーブメントはキャリバー9R96。巻上方式は自動巻。パワーリザーブは72時間。本体サイズは、44.5×16.8mm(外径×厚さ)。