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「特務機関NERV防災」アプリ、月額250円からの有料プラン。年6千万円の運営費補填
2020年9月1日 16:49
ゲヒルンは、「特務機関NERV防災」アプリにおいて、月額制サポーターズクラブを開始した。特典内容の異なる2つのプランが用意され、料金はEプランが250円、EEプランが480円。
入会によって、新機能をいち早く使用できる「アーリーアクセス」や、地点登録数増加などの特典を提供。先行提供した機能は、一定期間(2から3カ月程度)経過後に全ユーザーに無料開放される。
アーリーアクセスでは9月1日から「緊急地震速報の現在地予想」機能の提供を開始。初期微動(P波)と主要動(S波)の到達状況が地図内に表示されるとともに、現在地における予想震度および主要動の到達予想時間をカウントする画面が使用でき、従来よりユーザーの現在地に基づいた情報を提供する。
特典内容は、Eプランが「地点登録数の増加」「デジタル会員証」「アーリーアクセス」の3点。EEプランはこれに「会員限定コンテンツ」が追加される。
地点登録数の増加は、従来3カ所までだった登録地点数が6カ所に増加。デジタル会員証は、サポーターズクラブの一員であることを証明するデジタル会員証をアプリ内に表示する。
会員限定コンテンツは、NERV防災の開発の裏側、防災に貢献する活動の取り組みなどを紹介するコンテンツをアプリ内で閲覧できる。
同アプリは2019年9月1日から提供を開始。82万ダウンロードを超えるが、広告表示をすることなく全機能を無償で提供してきた。同社によると、アプリの運営には年間で6,000万円の支出があり、これまでは別の事業の収益により賄っていた。サポーターズクラブの導入により独立採算体制を確立し、新機能開発の資金とするほか、支援ユーザーにはいち早い機能の提供、無料ユーザーにも一定期間後に全機能を提供するというサイクルで今後も開発を進める方針。