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カシオ、関数電卓の自動組立ラインが稼働。自動化率80%
2020年8月31日 12:07
カシオ計算機は、国内生産拠点である山形カシオ(山形県東根市)で、関数電卓を自動で組み立てる生産ラインを9月上旬より稼働開始する。生産されるのは関数電卓のスタンダードモデル「ClassWiz」。
現在、関数電卓は、海外の自社工場で生産しており、2017年8月にマザー工場である山形カシオ主導の下、タイ工場では本体の組み立てをロボットで行ない、作業工数で50％の自動化率を実現していた。
同社では、より一層の自動化を進めるため、山形カシオに自動組立ラインを新設。本体の組み立て工程の自動化率を高め、その前工程となる基板の組み立てや、後工程の梱包作業についても自動化を実現。作業工数で80％の自動化率を達成した。
今後は、山形での実績を下に、タイ工場でも自動化率を80％に高め、さらなる省人化と効率化を追求していく。
関数電卓は、年間およそ2,300万台を出荷。主に海外の学校において、数学の授業や試験で学生が使用していることから、毎年安定した需要があるという。東南アジアなど教育市場の拡大が見込まれる地域でさらなる普及が見込まれており、成長事業の主力製品としている。
