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三井住友カード、ポイント特化型のプラチナカード。ステータス+還元
2020年8月26日 18:43
三井住友カードは、プラチナのステータスとポイント還元を実現したポイント特化型のプラチナカード「三井住友カードプラチナプリファード」を9月1日から発行開始する。
利用金額100円ごとに1ポイント(還元率)の「Vポイント」を付与。プリファードストアと呼ばれる特約店での購入では、通常ポイントに加えて1~9%のポイントを付与する。さらに、外貨ショッピング(海外)では通常ポイントに加え2%のポイントを付与するなど、手厚いポイント還元が特徴のプラチナカードとなる。
国際ブランドはVisaで、Visaのタッチ決済にも対応。年会費は3万円で、利用枠は150~500万円。新規入会後3カ月以内に40万円の利用で4万円をプレゼントする。毎年、前年100万円のご利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)の継続特典を付与する。
そのため年間200万円の利用では、1万円以上お得になるという。国内・海外旅行保険は最大5,000万円。
プリファードストアは、百貨店や一休、Expediaなどのトラベルサービス、ANA、JapanTaxiの交通機関のほか、コンビニやスーパーなど日常使いの店舗もカバー。特別な用途でも日常用途でもポイントをお得に貯められるようにした。
カード番号は裏面に記載するなど、3月から展開している新カードのデザインを踏襲しながら、プラチナカードらしさのあるブラックとプラチナホワイトの2色を用意する。
付帯サービスよりポイント。「矛盾している?」と小栗旬
キャッシュレス決済が、「特別な時の利用」ではなく、スーパーやコンビニなど「日常の利用」における「いつものこと」にまで浸透。一人あたりの決済額も増加している中で、プレミアムカードにおいても「付帯サービスはシンプルでよいので、キャッシュレスを沢山使えて、具体的なメリットの見えるものがよい」というニーズが出てきたという。
そこで、プラチナカードとしてのステータスはそのままで、メリットを「ポイント」に凝縮させたポイント特化型のプレミアムカードとして「三井住友カードプラチナプリファード」を開始する。
三井住友カードの大西幸彦社長によれば、2月の新デザインカードの導入以降、新規入会者は増加傾向で、3月は前年比108%となった。また、コロナ禍において現金からキャッシュレスへの移行が加速。利用頻度・金額も増加しいているという。
一方、特に若い世代を中心に付帯サービスはシンプルなものを求める声が多いという。
そこで、プラチナプリファードでは、プレミアムカードならではの「コンシェルジュサービス」や「豊富なトラベルサービス」「保険」などを最小限とし、メリットをポイントに特化。新たなプレミアムカードとして提案していく。
基本的な海外旅行保険やお買い物安心保険などは標準で装備。また、アプリでの利用通知や制限機能も用意している。
TVCMに登場する小栗旬さんは、「プラチナなのにポイント特化? 矛盾しているようにも感じた」と、最初の印象を語りながら、「デザインが格好いい。雰囲気があってどっちの色にしようか迷う」とコメント。大西社長は、ポイントのニーズが非常に高いと説明した。発行枚数の明確な目標は無いが、年間で10万以上の発行を目指す。