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マスク・消毒用アルコールの転売規制解除。供給量安定

政府は、衛生マスクと消毒等用アルコールの転売規制を解除する。

国民生活安定緊急措置法施行令により、3月15日からマスク、5月26日よりアルコール消毒製品の高額転売が禁止されていたが、8月25日に「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」を閣議決定。8月29日施行で転売規制が解除される。

国民生活緊急措置法 第26条第1項では、生活関連物資等の供給が著しく不足し、国民生活の安定や国民経済の円滑な運営に支障が生じる場合に、生活関連物資等を政令で指定し、譲渡の禁止などを定めることができる。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マスクやアルコール消毒製品の転売を制限していたが、供給量が安定してきたことから解除を決定した。

市場におけるマスクの供給量については、6月時点で約8億枚を超える供給量に達し、8月には約10億枚を達成できる見込み。また、アルコール消毒液は、5月から8月にかけて、昨年月平均の約6倍の約600万L程度の生産を継続し、今後も増産予定。

なお、転売規制解除されたものの。フリマアプリのメルカリやラクマなどは引き続き、マスクやアルコール消毒液の出品を禁止している。