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ゼブラ、濡れた紙にも書ける加圧式ボールペン「ウェットニー」
2020年8月25日 09:15
ゼブラは、水に濡れた紙にも書けるメタルボディ製加圧式ボールペン「ウェットニー」を、9月23日より発売する。価格は600円。ボール径は0.7mm、インクは黒の油性インク・耐水性。軸色はガンメタリック、オレンジ、ブルーの全3種。替芯はK-0.7mm。
ボールペン内部の空気を加圧することでインクを押し出す機構により、従来のボールペンでは書きにくかった水に濡れた紙への筆記や、壁に設置したボードの紙面にそのまま上向き筆記ができるボールペン。ミルスペックに対応した強度性能も備える。
「ウェットニー」という名称は、濡れた紙にも書けることから「ウェットに良い」という意味を込めた造語。
筆記用具は屋外で書くシーンも多く、同社調査によると、屋外作業者の筆記具への不満の40%が、「雨に濡れた面に書けないこと」だったという。固い地面に落として軸が割れることもあり、ペン自体の強度向上もニーズがある。また、配達需要増加による配達員の増加やアウトドア需要もあり、屋外でペンを携帯し、書く機会は増えているという。
加圧機構は、ノックすると中芯内部のインクに圧縮空気が送り込まれ、その圧縮空気がインクを押し出すことにより、筆記が可能となる仕組み。非加圧式に比べ、インクを押し出す力が強いため、ペン先から水や空気の侵入を防ぐことができ、水濡れ面や上向き筆記が可能になる。ノックを解除すると圧力も解除される。
ミルスペックは、MIL-STD 810G-516.6(新516.7)に準拠した落下試験をクリア。高さ約1.22mからウラン合板の床に向けて、26方向の角度から落下させても正常に動作した。