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Google マップがカラフルに。緑や砂漠、山頂の積雪を鮮やかに表現
2020年8月19日 17:00
Google マップが、Googleの新しいカラーマッピング アルゴリズムでより鮮やかな表示となり、乾燥した砂浜や砂漠、青い湖、川、海、渓谷といった自然環境が視覚的に捉えられる色調での表示となる。
Google マップには、世界の人口の98%以上をカバーする高解像度の航空写真が含まれているが、新しいカラーマッピング技術では、コンピュータ ビジョンを使って衛星画像から地形の特徴を識別。乾燥地帯、凍結地帯、森林地帯、山岳地帯などを特定する。
これらの特徴を分析し、HSV色空間に密森は濃い緑色、低木がまばらに立つ地域は薄い緑色など、様々な色を割り当てる。これにより、自然環境を視覚的に捉えられる色調で表示するほか、植物の生い茂った場所や、山頂の積雪などの確認も可能となる。
この機能は、Google マップがサポートする220の国や地域、大都市圏から地方都市まで対応。対応する広さは1億km2以上、サッカーのピッチに換算すると約180 億面分としている。
冒頭のアイスランドの例では、森の密度やヴァトナヨークトル氷河が見分けられるとしている。
屋久島は、緑がより鮮明に表示される。
モロッコでは、緑の広がる地域が見やすく表示されるほか、沿岸地域や北部に広がる草木の雰囲気を感じ取れるとしている。
マウントレーニア国立公園は、尾根、雪冠、周辺の森林が表現されているほか、国立公園の境界線が濃い緑色で明確に識別できるよう表示される。
クロアチア沿岸部やフヴァル島などの周辺の島々は、砂浜や草木をより明確に識別できるよう表示される。
アリゾナ州セドナ周辺は、砂漠の風景が反映され、レッドロック州立公園の場所が識別できるよう表示される。