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ヤマト、EC商品をスーパーやドラッグストアで受け取れるサービス

ヤマトホールディングスとヤマト運輸は、「デジタル化された受取・返品システム」を提供するDoddle Parcel Services(Doddle社)と提携し、スーパーマーケットやドラッグストアなどの店舗でEC商品の受け取りができるサービスを11月から開始する。

Doddle社の「Click & Collectシステム」を活用したサービス。スーパーマーケットやドラッグストアなどが受取拠点となることで、配達時間にしばられない、生活スタイルに合わせた荷物の受け取りが可能としている。

ECサイトでの商品注文後に送信される二次元バーコードを、店舗で提示することで荷物を受け取れる。また、一部の商品受取店舗では、割引クーポン等を配信する。

ヤマトホールディングスは6月に、玄関ドア前やガスメーター等への置き配に対応するEC事業者向け配送商品「EAZY」の提供を開始。Click & Collectシステムは、EAZY導入事業者、および受取拠点として参画する店舗に対し、導入する。

サービス開始にあたり、受取拠点となるスーパーマーケットやドラッグストア、クリーニング店、一般商店などの店舗を募集。導入店舗は、Click & Collectシステムの専用端末を設置するだけでサービス提供を開始でき、またついで買いや新規顧客の集客効果が期待できるとしている。Doddle社の展開国における調査では、同サービスを利用するEC購入者の約70%が、受取店舗で買物をする結果が出ているという。

なおDoddle社は、EC購入商品の受取・返品システムを、英国、オーストラリア、米国で事業展開。Australia Post(オーストラリア郵便公社)とUnited States Postal Service(アメリカ合衆国郵便公社)と提携しているほか、リテール事業者のEコマースシステムに導入されている。