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処方せん薬を当日配達「とどくすりEXPRESS」。凸版子会社
2020年8月7日 14:43
凸版印刷の100%子会社・おかぴファーマシーシステムは、医療機関で診察を受けた後の申し込みで、処方せん薬を最短当日に宅配する「とどくすりEXPRESS」の提供を、8月7日より開始した。
おかぴファーマシーでは自社運営薬局「とどくすり薬局」を7月に開局しており、とどくすりEXPRESSではとどくすり薬局から宅配する。サービス提供エリアは、とどくすり薬局周辺地域の台東区全域および千代田区、中央区、墨田区の一部。サービスエリアは今後拡大予定。
利用者が、医療機関で診察を受けた後に、とどくすりEXPRESSのサイトから申し込むことで、処方せん薬が自宅へ最短当日に届く。
また同日より、患者が薬代と医療費を一括で支払いできる医療機関向けサービス「とどくすり電話診療サポート」を開始する。
電話診療特有の決済の負荷軽減を目的としたサービス。専用のツールやアプリを導入することなく決済サービスを利用でき、医療費の回収リスクを減らすことで、医療機関が電話診療を始めやすくなるとしている。サービス提供による、電話診療を受けられる医療機関の増加を図る。
とどくすり電話診療サポートには10月に、電話・オンライン診療の予約サポート機能を追加予定。決済サービス同様、専用ツールやアプリを導入することなく医療機関ごとに専用の予約フォームをWeb上で提供し、通常の対面診療を妨げることなく電話診療の予約を受け付けられる環境作りを進める。
凸版印刷とおかぴファーマシーは、服薬指導から処方せん薬の受け取りまでを在宅で可能にする処方せん薬宅配サービス「とどくすりβ版」を3月より提供していたが、申し込みから手元に届くまで数日かかる、医療機関側での負荷増を要因に利用しづらいという課題があったという。新サービス提供により、これらの課題を解決するとしている。