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アップル、27インチiMac一新。映り込みを防ぐNano-textureも
2020年8月5日 06:00
Appleは5日、27インチiMacのメジャーアップデートを発表した。最大10コアのIntelプロセッサ、従来の2倍のメモリ容量、次世代AMDグラフィックスを搭載し、価格は194,800円~。5日3時時点での出荷開始日は8月7日からとなっている。
27インチ/5,120×2,880ピクセルの「Retina 5K P3ディスプレイ」を搭載。ユーザーの環境光に合わせてディスプレイの色温度を自動的に調整する「True Tone」に対応する。さらに、Nano-textureガラスをオプションで選択可能とし、明るい部屋や間接的な太陽光などの状況下でも画面を見やすくする。ディスプレイ表面のガラスにナノメートルレベルの微細なエッチングを施し、画質とコントラストを保ちながら、反射率を最小限に抑え、光の映り込みを減らせるという。
また、FaceTime HDカメラが1080pに強化され、T2 Securityチップにより、トーンマッピング、露出コントロール、顔認識などを実現し、カメラ体験を向上。マイクも新しいスタジオ品質のマイクアレイを採用し。FaceTime通話、Podcastの録音、ボイスメモなど、iMacから直接高音質のオーディオを利用できるようにした。
CPUは、6コアもしくは8コアの第10世代Intelプロセッサで、27インチiMacでは初の10コアオプションを用意。メモリも最大で128GBを搭載可能とした。
前世代の27インチiMac(8コア)と新しいiMacの比較で大幅にパフォーマンスを向上したという。
・Logic Pro Xのプラグインを最大65%多く利用可能
・Final Cut Pro Xでの8K ProResトランスコードは最大40%高速化
・Autodesk MayaのArnoldを使ったレンダリングは最大35%高速化
・Xcodeのビルド時間は最大25%高速化
グラフィックスはAMDのRadeon Pro 5000シリーズ。27インチiMacのすべてのラインナップにSSDを標準搭載。また、今回iMacで初めて8TB SSDオプションを用意した。
標準構成の価格は、3.1GHz 6コア第10世代Intel Core i5、メモリ8GB、256GB SSD、Radeon Pro 5300(4GB GDDR6メモリ搭載)で194,800円、3.3GHz 6コア第10世代Intel Core i5、メモリ8GB、512GB SSD、Radeon Pro 5300(4GB GDDR6メモリ)で216,800円、3.8GHz 8コア第10世代Intel Core i7、メモリ8GB、512GB SSD、Radeon Pro 5500 XT(8GB GDDR6メモリ)で249,800円。
OSはmacOS Catalina。今秋登場予定のmacOS Big Surにも対応する。
また、21.5インチiMacとiMac Proもアップデート。21.5インチiMacのすべてのラインナップに、初めてSSDを標準搭載し、価格は120,800円から。iMac Proに10コアのIntel Xeonプロセッサが標準搭載。価格は558,800円から。