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ECサイトやアプリにPayPay決済を導入。PayPay for Developers提供開始
2020年7月29日 10:28
PayPayは、ECサイトやアプリなどオンラインサービスの決済システムとして「PayPay」を導入できる開発者向けツール「PayPay for Developers」を7月29日より提供開始する。
PayPay for Developersを使うことで、ECサイトやアプリ上で、PayPayを利用したオンライン決済に対応できる。また、開発者が実際にPayPayを使って決済を行ない、API連携時の挙動をリアルタイムで確認できる開発環境も提供する。日本国内でオープンAPIとリアルタイムに動作確認ができる開発環境を搭載した開発者向けサイトの提供するのは、PayPayが初という。
主な機能は以下の4つ
・「PayPay」の支払い画面を表示して決済を行なう「ウェブペイメント」
・事前に連携したPayPayアカウントで支払う「ネイティブペイメント」
・自社サイト上でPayPay決済ができる動的QRコードを表示する「動的ユーザースキャン」
・PayPayアプリを呼び出して決済をする「アプリコール」
ウェブペイメントは、ユーザーがECサイトを利用する際に、パソコンやスマートフォンなど複数の端末で利用する場合や、アプリとブラウザの両方で利用する可能性がある場合に適した機能。自社サービス上でPayPayの支払い画面をユーザーに表示し、決済を行なう。パソコンの場合は、ウェブブラウザ上に表示したQRコードをユーザーが読み取る、またはウェブブラウザ上でユーザーがPayPayアカウントにログインし利用する。スマートフォンの場合は、ユーザーのスマートフォン上でPayPayアプリが起動し、支払える。
ネイティブペイメントは、ユーザーが事前にPayPayアカウントを自社サービス上で連携することで支払いが可能になる機能。「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」などで活用されている。ユーザーにより負荷のない決済手段として活用でき、自社サイトのアカウント情報とPayPayアカウント情報を連携することで利用できる。
動的ユーザースキャンは、PayPayで支払いできるQRコードを動的に表示する機能。タブレットやテレビ画面などに表示して支払いを行なう場合、自動販売機で支払いを行なう場合、請求書の支払い方法としてQRコードの印刷が必要な場合などに活用できる。
アプリコールは、支払い時に自社が運営するECサイトやアプリからPayPayアプリを起動して遷移し、決済を行なえる機能。自社サービスの支払いがスマートフォンで行なわれる場合に活用できる。
オンライン決済にPayPayを導入するには、「PayPay for Developers」に登録し、加盟店申し込みが必要。
すでにオンライン決済でPayPayが利用可能な加盟店は、全国12万カ所。DiDiやCoke ON、Uber Eatsなど、大手企業にもAPI連携を通じたオンライン決済を提供している。