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JTBとNEC、ホテルの遊休スペースを使ったシェアオフィス事業
2020年7月28日 12:05
JTBとNECソリューションイノベータは、東京都心とその郊外のホテル遊休スペースを活用したシェアオフィス事業を8月31日より開始する。
契約は企業単位で行なうが、契約費用などは不要。利用料金は、会議室などを複数の利用者で共有するコワーキングスペースが15分単位200円。ホテル客室を利用する個室は、デイユース最低利用時間が3時間、金額は3,000円から(利用するホテルや日時で異なる)。
利用者はWebから時間単位で予約。ホテルに設置されたQRコードを読み込むことでチェックイン/チェックアウトが可能。
利用者はホテルの客室や会議室などをシェアオフィスとして利用でき、ホテル側も稼働していない客室などを活用できるため、新たな収益モデルとすることができる。また、郊外のホテルをシェアオフィスとすることで、通勤ラッシュの回避や通勤時間も短縮できる。
既存の施設を利用するため、ネットワーク利用可能なPCがあれば追加の設備は不要。
JTBは、ワークスペースを提供できる施設とテレワークの場所を探している企業のマッチングおよび精算業務を実施。
NECソリューションイノベータは、利用者がシェアオフィスの検索・予約などを行なうためのアプリケーション開発、運用、保守を担当。ホテル向けにシェアオフィスの場所・席数・時間帯などを設定し、予約状況を確認できるサービスをクラウドで提供する。
7月27日時点での参画予定ホテルは下記の通り。
- 上野ターミナルホテル
- オークウッドプレミア東京
- スーパーホテル(東京都・その近郊の一部店舗)
- 第一イン池袋
- ハイアットリージェンシー東京
- ホテルニューウエノ
- ホテルラングウッド
- ラ・ジェント・ホテル新宿歌舞伎町
今後は、2021年3月までに名古屋、大阪へ展開。2022年3月までに全国展開を目指す。2020年度に30社、2021年度には50社の利用を目標としている。