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会話のみで注文できる非接触「AIアバターレジ」

パンケーキなどカフェスタイルレストラン「Eggs 'n Things」を展開するEGGS 'N THINGS JAPANは、国内初となる、完全非接触・自律対話が可能な「AIアバターレジ」の実証実験を10月より開始する。Withコロナ時代の飲食業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)構想“Customer Along Service”(以下、CAS)の一部として実施されるもの。

AIアバターレジは、ウェルヴィルと共同開発。利用者が店員の代わりに、モニターに映るアバターと会話することで、タッチパネル不要で料理を注文できる。ウェルヴィルの対話エンジンにより、利用者の発言がシナリオの回答通りでない場合も理解して応答。注文に至るまでの会話のみで誘導できる。

また、店舗スタッフがAIアバターに対して話しかけることで、店舗毎に異なる応対を学習させることも可能。将来は、スーパーの無人レジのような自動支払機能も搭載予定。

CASではその他、「事前注文システム」や「テーブルオーダーシステム」「カスタマートラッキングシステム」をレターが提供。Eggs 'n Things Coffeeの一部店舗で先行導入済み。

事前注文システムは、オンラインで時間指定・注文・決済後、店舗でテイクアウトができるもの。店舗側も調理タイミングを可視化できることで、オペレーションを円滑にし、ピーク時には受注数の調整をかけることができる。

テーブルオーダーシステムは、テーブル上にあるQRコードからメニューを読みとりオンライン上で注文・決済できる。これにより店舗と利用者の接触機会を「料理提供時」のみにし、店舗の省人化や席回転率向上にも寄与する。導入店では約23%の来店客が利用していたという。

カスタマートラッキングシステムは、来店者に、客の行動を確認できるコイン状の端末を渡すことで、利用者がどのテーブルに座っているかを店舗従業員が店舗のタブレット上で把握できる。これによりスマートな配膳を実現する。