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メガネスーパー、外出せずにメガネを作れる「リモート視力検査システム」
2020年7月27日 13:05
メガネスーパーを運営するビジョナリーホールディングスは、コンパクト検査機器によるリモート視力検査システムをメガネチェーン店として初導入。完全リモートによる度付きメガネの提供サービスを7月27日から開始する。利用料金は、機材往復送料、スタッフによるサポート費含め4,000円。
電話やチャット、ビデオ会議等コミュニケーションソフトウェアで利用者のメガネ、コンタクトレンズ、補聴器に関する相談に対応する遠隔接客サービス「お家でコンシェルジュ」のメニューの1つとして開始する。
リモート視力検査システムによるメガネの提供は、利用者自身が検査専任コンシェルジュのサポートに従い視力を測定するもの。自宅など利用者が指定した場所に、専用ポータブル検査キットを送付して行なう。
送付されるのは、レフ(他覚的屈折測定機)、レンズメーター(現在使用しているメガネのレンズ度数を測る機材)、フォロプター(自覚的屈折検査機)と、専用ソフトをインストールしたスマートフォンとプリンター。
視力測定のサポートにはZoomを使用。セルフで測定したデータを元にその場で各メーカーのレンズオーダーができる。検査所要時間は、機器の説明およびセッティング含め約60分。フレームは、同社ECサイトで選べるほか、視力測定に続きZoomを使用して、スタッフに相談可能。出来上がったメガネは指定の場所に届けられる。
これまでも、お家でコンシェルジュサービスにおいて、Zoomを使用した遠隔視力測定も実施していた。しかし、裸眼視力(遠近)と矯正視力(遠近)の対応しかできないことから、新しい度数を検出したメガネ作りを行なうことはできなかった。また、ポータブル検査キットはセルフでの操作は難易度が高いことから、遠隔での視力測定で実用的に使用されなかったという。
今回、遠隔接客サービスを組み合わせての運用で、遠隔での精度の高い視力測定を実現。リモート視力検査システムにより、来店や通院をすることなく、新規の度付きメガネの提供を可能とした。