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三菱UFJ銀行、「ホチキス外し」ロボット化で紙書類を電子化

三菱UFJ銀行は、印鑑票などの紙書類を電子化するため、米国スタートアップ企業「Ripcord」が開発するロボット・AIを基盤としたサービスを2021年に導入する。紙書類の電子化により、場所の制約をうけないロケーションフリーの業務環境を確立し、効率化とサービス向上を狙う。

紙書類を電子化するにあたり課題となっていた、紙のサイズに応じた分類や、ホッチキスの取り外しなどをロボットやAI技術を使って自動的に処理を行なう。

従来、取引の内容や事情に応じて、書類に記載されている内容や筆跡などを確認する場合、遠隔地に所在する倉庫に保管した書類を確認していた。紙の印鑑票は3億頁以上とされ、内容を確認する際、専用端末で参照可能な内容や場所も限れていた。これらを電子化することで、従業員が電子化された関連書類や印鑑票の画像を業務端末から即時に確認できるようにし、業務効率の向上や来店社の待ち時間短縮などを目指す。