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公共交通機関で日本初「Visaのタッチ決済」。茨城交通の高速バス
2020年7月21日 15:37
日本で初めて公共交通機関の車内で「Visaのタッチ決済」が利用可能になる。茨城交通が運行する勝田・東海-東京線の高速バスがVisaのタッチ決済に対応。対応のクレジットカードやスマートフォンなどをかざすだけで、バス料金の支払いが完了する。サービス開始は7月29日から。
三井住友カードとビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)が協力し、三井住友カードの「Stera」プラットフォームを活用する。なお、Visaのタッチ決済のほか、PayPay、Alipay、LINE Pay、楽天ペイにも対応する(楽天ペイは8月中旬以降対応)。
高速バス車両の乗降口にタブレット端末を設置し、Visa のタッチ決済かQRコード決済かいずれかを選択し決済を行なう。
今後は9月に岩手県北バスの106急行(盛岡-宮古)、10月下旬に福島交通・会津バスの会津若松・福島-仙台空港線で、Visaのタッチ決済+QRコード決済の導入が予定されている。
なお、勝田・東海-東京線では、キャッシュレス決済の導入に際し、割引運賃も導入される。
この取組では、みちのり HDがサービス設計とシステム導入支援を、茨城交通:高速バスの運行、システム運用を担当する。
世界の500以上の都市の公共交通機関でVisaのタッチ決済導入プロジェクトが進行している。ニューヨーク、ロンドン、シンガポールやシドニーなどに加え、最近は、ブリュッセル、ブラチスラヴァ、ブカレスト、香港、サントドミンゴやトリノなどの公共交通機関も対応した。日本でも今回初めて、公共交通機関でのVisaのタッチ決済利用が可能となる。
国内ではマクドナルド、イオングループ、ローソンをはじめ、コンビニエンスストア、ファストフードレストランなどでVisaのタッチ決済が広がっており、国内における対応カードの発行も3月末時点で2,390万枚。