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Suica連携のMaaS保険へ。JR東日本と東京海上日動が提携

JR東日本と東京海上日動は、MaaS推進と新たな保険サービスの共同開発に向けて業務提携した。鉄道、バス、タクシーなど、様々な移動手段を、決済を含めてひとつのサービスとして統合するMaaSを推進し、新たなサービスや保険の提供を目指す。

JR東日本の鉄道網や移動サービス、生活サービス、Suicaなどの生活インフラを支えるネットワークと、東京海上日動の損害保険会社としての実績や強みを組み合わせて、新たなサービスや保険を開発する。

具体的には、両者のサービスやネットワーク・データ等を連携させ、事故発生時等にシームレスなSuica連携・MaaSサービス提供を行なう新たなサービス・保険商品を共同で研究・開発。また、JR東日本が展開する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」などのMaaSサービスにおいて、保険サービスを共同で研究・開発していく。

協業の第1弾として、2020年冬にSuicaやMaaSサービス「Ringo Pass」と、東京海上日動のノウハウ・ネットワークを組み合わせた新たな保険サービスの開発に向けた実証実験を行なう。

実証実験では、「事故発生時の新たな代替交通手段の形として、鉄道・バス・タクシー・シェアサイクル等の広範囲なモビリティサービスを、シームレス・キャッシュレス・ペーパーレスに提供する新たな保険サービス」に向け、東京海上日動の保険に加入する東京都内在住の利用者を対象に、ユーザビリティ検証を行なう。現在は、事故に遭った利用者の個別の事情等(怪我により自身で運転ができない等)にきめ細かく応えられないケースがあるが、実証実験を通じ、このようなケースに対する新たな選択肢を増やし、ユーザビリティがどのように変化するかを検証していく。

将来的には、「事故発生時の代替交通手段」として、利用者の個別の事情等に応じて、Suica連携による公共交通機関の利用やMaaSサービスを通じたモビリティサービスなどの選択肢も利用可能とするなど、価値ある保険サービスの開発を目指す。