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人工ダイヤやパイナップルの葉を利用した「CITIZEN L」
2020年7月9日 17:11
シチズン、サステナブルウオッチブランド「CITIZEN L」から、同社として初めて人工ダイヤモンド「ラボグロウン・ダイヤモンド」を使用し、地球の美しさを表現したという腕時計3モデルを9月に発売する。価格は39,000円から42,000円
CITIZEN Lのサステナブルマインドを体現するシグネチャーライン「Ambiluna(アンビリュナ)」の新作。神秘に満ちて美しい地球が未来にもあり続けることを願い、万物を構成する四大要素「地・水・火・風」からインスピレーションを受けデザインしたという。
地(Earth)をイメージする「EG7078-12X」、火(Fire)をイメージする「EG7079-10Y」、風(Air)をイメージする「EG7071-11A」の3モデルを用意。水(Water)をイメージしたモデルは2021年に発売予定。価格はEG7078-12XとEG7079-10Yが42,000円。EG7071-11Aが39,000円。
EG7078-12Xは、命を育む大地が持つ大胆さと繊細さをイメージ。文字板はブラウンのグラデーションにラメを施し、雨上がりの大地の瑞々しさを表現している。ケースはスーパーチタニウム、デュラテクトサクラピンク(サクラ色)。
EG7079-10Yは、命を動かす朝日が空を染めていく瞬間をイメージし、白蝶貝文字板の陰影にグラデーションを重ねて空の繊細な雰囲気を表現。ベージュのバンドは自然体な女性の魅力を引き出すという。ケースはスーパーチタニウム、デュラテクトサクラピンク(サクラ色)。
EG7071-11Aは、命を運ぶ風をイメージし、透明感がある爽やかなデザインとした。文字板は見る角度によってブルーからベージュへと色が変わり、有機的な雰囲気を纏っている。ケースはスーパーチタニウム、デュラテクトプラチナ(ライトシルバー色)。
いずれも、環境への負荷が少ない人工ダイヤモンド「ラボグロウン・ダイヤモンド」として、「スワロフスキークリエイテッドダイヤモンド」を文字板の12時位置に配置。ラボグロウン・ダイヤモンドは、「ラボ(研究所、工場)」「グロウン(育てられた)」ダイヤモンドという意味を表す人工ダイヤモンドの名称。化学組成、硬度、輝度は天然ダイヤモンドと全く同じ。
バンドは2種類あり、EG7078-12Xでは、パイナップルの葉を再利用した素材「Piñatex(ピニャテックス)」を採用。EG7071-11AとEG7079-10Yでは、シチズンブランドとして初の、回収されたPETボトルを溶かして再生されたポリエステル繊維「ECOPET」を採用している。
ケースの12時側と6時側にあるラグ(ケースとベルトを固定する部分)の形状をアンシンメトリーにすることで、腕に付けたときにフェイス位置が正面からずれることを防いでいる。
その他の仕様は共通で、ガラスは球面サファイアガラス。ムーブメントは、Cal.G620。光発電光発電エコ・ドライブを搭載し、フル充電時約8カ月可動する。5気圧防水。
本体サイズは、31×6mm(外径×厚さ)。