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富士通電子ペーパー「QUADERNO」、「元に戻す」や「目次」など機能強化
2020年7月8日 15:55
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、電子ペーパー「QUADERNO」の最新本体ソフトウェアとパソコン用アプリ「Digital Paper PC App」を8日より提供開始した。新たにペン色が「黒/赤」に対応したほか、PDFの目次機能や履歴ジャンプ、ドキュメントの複製などの機能を追加した。
「QUADERNO(クアデルノ)」は、メモ・ノート、スケジュール帳、PDFビューワーなど多様な使い方ができる“次世代文房具”。資料を薄くて軽い本体に集約し、紙に印刷することなく閲覧でき、付属のスタイラスペンでの書き込みや、テンプレートを活用したアイディアスケッチなどが可能。本物の紙のような書き心地で使えるほか、手書きメモのコピー&ペーストや検索機能などを備えている。
10.5型のA5サイズ「FMV-DPP04」と、13.3型のA4サイズ「FMV-DPP03」を用意し、直販価格(税込)はA5サイズが44,000円、A4サイズが64,800円。重量はA5が251g、A4が350g。
書く、読む、作るの各機能を強化。「書く」では、従来のペン色「青/赤」の組み合わせに加え「黒/赤」にも対応。より多くの場面で使えるようにした。ただし、3色を同時に使うことはできない。
また、「元に戻す/やり直す機能」を追加。書き込みや消しゴム、ハイライト、コピー&ペースト等直前に行なった操作を、「元に戻す」ボタンで取り消せるようになった。
「読む」では、新たに目次機能に対応。目次がついたPDFファイルを読み込むと専用メニューで目次が表示され、開きたい章にワンタップで移動できる。目次は階層表示にも対応し、部分展開も可能。視認性を考慮し表示エリアの幅を広く取ったことで、長い文字列も折り返しを極力減らし表示できる。
履歴ジャンプも追加。指を挟んだまま本を読むように、直近で参照したページを往復できるようになった。
「作る」では、ドキュメントの複製に対応。本体上でドキュメントの複製が行なえ、共有用の原本と個人のメモ用の資料を分ける、資格試験の過去問を複製し解き直すなどの場面で活用できる。テンプレートも8種類から16種類に倍増した。
本体ソフトウェアのアップデートには、「Digital Paper PC App」をインストールしたパソコンが必要。