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マンションをアプリで自主管理。三菱地所コミュニティ「KURASEL」

三菱地所コミュニティは、管理コストの削減や、修繕積立金不足、マンションの役員の担い手不足などの解決を目指し、管理組合が管理会社に業務を委託せずにマンション管理できるアプリ「KURASEL(クラセル)」を開発。7月1日から申し込み受付を開始した。

三菱地所コミュニティのマンション管理のノウハウを集約し、マンション管理組合向けに開発。マンション管理に関する知識や経験が少ない人や、時間に余裕のない人でも、スマートフォンで自主管理ができるという。今までマンション管理会社が担ってきた、管理組合における所有者・居住者情報や契約・発注管理などの基本情報管理から、理事会資料の保管・閲覧、収支状況・支払管理まで、スマホとWeb上のアプリで一元管理できる。

アプリの利用料金は月々35,000円~(1マンションにつき)。利用開始日は11月1日。アプリの提供・運営は三菱地所コミュニティから新設分割で設立した新会社イノベリオスが行なう。

従来より、マンション管理組合から「自らマンション管理をしたい」「管理コストを下げたい」というニーズはあったが、マンションの自主管理をサポートするような商品・サービスは提供されていなかった。今後、2024年度末までに全国で3,000組合での導入を目標とするとともに、従来のマンション管理のビジネスモデル転換を目指すとしている。