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ソニーの“着るクーラ”REON POCKETが一般販売。1.3万円
2020年7月1日 10:14
ソニーは、首もとを冷やして、暑い日でも快適に過ごせるインナーウェア装着型冷温ウェアラブルデバイス「REON POCKET(RNP-1A)」の一般販売を7月1日から開始した。価格は13,000円。専用のインナーウェア(RNPS-C1VA)はS/M/Lの3サイズで、各1,800円。
REON POCKETは、インナーウェアに装着する冷温デバイスを使った「着るクーラ」。REON POCKETを専用インナーウェアの首元にあるポケットに装着し、スマートフォンアプリで操作して、本体接触部分の体表面を冷やしたり温めたりできる。
2019年夏にソニーのクラウドファンディングサービス「First Flight」で6,600万円の目標額を達成し、製品化していたが、一般の販売ルートでも発売する。
REON POCKETでは、Bluetooth経由でアプリから温度調節が可能。本体の冷却パッド部にはペルチェ素子を採用し、アプリで電源ONにすると数秒で表面が冷たくなる。接触面はシリコンでコートしており、首もとへのフィットを高めている。内蔵センサーで冷たさを自動調整する「オートモード」を搭載するほか、アプリで冷/温各4段階の温度調整が可能。
オートモードでは、端末に搭載したセンサーで、本体内部や冷温部の温度、行動を感知し、温度を自動的に調整。行動の検出には、ソニーのR&Dセンターが開発した独自のモーションセンシング技術を採用し、歩行動作をリアルタイムに検出できるため、「通勤時の使用などにおすすめ」としている。
マイモードは、COOL/WARMの繰り返しやオフタイマーを設定できるモード。動作時間の設定が可能で、近所への買い物や自宅での使用など活動シーンに応じたパターンを設定できる。本体のボタンを押すだけで起動するクイック起動にも対応する。
放熱用にファンとバッテリを内蔵。バッテリ駆動時間は冷却動作時で約2.5時間、温熱動作時で約2時間。本体の外形寸法は54×20×116mm、重量は約89g。充電はUSB Type-C経由で行ない、充電時間は約2.5時間。
専用インナーウェアは、S/M/Lの3サイズを用意し、カラーは、ホワイトとベージュの2色。素材はポリエステル90%、ポリウレタン10%。