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+メッセージで複数企業の手続きを一元化「AIRPOST」。三菱UFJなど

トッパン・フォームズは、企業ごとに行なう必要があった各種手続きを一元化するプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」のサービスを、6月30日に開始した。第1弾として、三菱UFJ銀行と武蔵野銀行の預金口座での口座振替申し込み手続きに対応する。

AIRPOSTは、オンラインによる共通手続きプラットフォーム。アカウントに事前に登録した情報を複数の企業・団体で横断的に利用することで、手続き時の手間を削減できるとしている。

開始時点では、三菱UFJ銀行と武蔵野銀行の預金口座での口座振替申し込み手続きに対応。年内には住所変更や金融機関への最新取引情報の申告手続きへの対応を予定しているほか、今後サービス提供企業の増加を予定している。

AIRPOSTサービス提供・検討企業

・6月30日提供開始
三菱UFJ銀行、武蔵野銀行

・9月以降提供開始予定
ジェーシービー

・12月以降提供開始予定
第一フロンティア生命保険、東京海上日動火災保険、三菱UFJモルガン・スタンレー証券

・2021年3月以降提供開始予定
あいおいニッセイ同和損害保険、アフラック生命保険、静岡銀行、損害保険ジャパン、SOMPOひまわり生命保険、第一生命保険、大東建託、東京海上日動あんしん生命保険、ネオファースト生命保険、三井住友銀行、三菱UFJ信託銀行、メディケア生命保険、ゆうちょ銀行、ユーシーカード

サービス提供の狙いは、各種手続きの一元化・簡素化による利用者の負担軽減、および企業・団体における事務の効率化。サービス提供企業や利用可能な収納企業の増加などによる利用範囲拡大を目指す。

AIRPOSTの提供にあたり、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が提供するメッセージサービス「+メッセージ」の、AIRPOST公式アカウントを公開。公式アカウントは、AIRPOSTで各種手続きを行なう際の入口となる。

セキュリティ面では、本人確認にLiquidが提供するオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を活用。スマートフォンで写真付き本人確認書類と顔のデータを取得し、本人確認用データとして手続き先の企業に連携する。

また、利用時に公式アカウントからアクセスするURLを都度発行するワンタイムURL方式を導入している。

今後は、災害時に発生する手続きや行政手続きへの対応、マイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスとの連携など、プラットフォームの機能拡張を進める。なお、6月30日より収納代行会社として三菱UFJファクターが参画している。