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Twitter投稿から災害情報をリアルタイムで解析・可視化。NEC

NECは、Twitter上の災害に関する投稿をリアルタイムで解析・可視化するソリューション「高度自然言語処理プラットフォーム」の販売を7月から開始する。Twitterに投稿された被災状況や避難所の情報などを自動で収集し、地図上に表示。自治体や官庁、一般企業の災害対応部門などの情報収集作業を省力化する。

Twitterに投稿される情報を収集・抽出し、「いつ」「どこで」「どのような事象や被害が発生しているか」をリアルタイム解析して地図上に表示。地図上の地点を選択すれば被害状況を把握できる。同一地域と時間帯で矛盾した、正確ではない可能性のある投稿を自動で検知する機能も持つ。

投稿数の多い地域を時系列にそって、地域や事象の種類毎に地図上に表示。優先順位や全体最適を考慮した状況判断・意思決定に利用できるという。

高度自然言語処理技術に加え、防災関係の語彙辞書や、過去の災害情報を元に構築した学習データを使用。重要度を考慮した情報を利用者へ通知する。

解析に使用するTwitterデータは、TwitterのオフィシャルパートナーであるNTTデータが提供。データは、Twitterアカウントの所有者が個人の意思で公開している情報のみを取得可能で、それ以上の情報は取得されず、個人の特定が可能な情報も取り扱わない。

本ソリューションは、情報通信研究機構(NICT)が開発した自然言語処理エンジンである対災害SNS情報分析システム「DISAANA」、災害状況要約システム「D-SUMM」を基に、アビームコンサルティングの研究開発成果と、NECが独自で機能改良を実施したソフトウェアを搭載している。

価格は、クラウドサービス利用の場合、1アカウント初期費20万円、月額5万円から。システム構築型(SI型)の提供も予定している。