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東京都の新型コロナ抗体保有率は0.1%。厚労省調査

厚生労働省は、新型コロナウイルスの抗体保有状況を把握するため、東京都、大阪府、宮城県の住民7,950名を対象に血液検査を6月1日から7日まで実施した。これによると、抗体保有率は、東京都で0.1%、大阪府0.17%、宮城県0.03%となった。

各自治体の抗体保有者は、累積感染者数と比較すると多いが、依然として大半の人が抗体を保有していないことがわかったという。

調査は、各都道府県ごとに約3,000名を無作為抽出し、その中から調査に同意した住民を対象としたもの。調査に協力したのは、東京都1,971名、大阪府2,970名、宮城県3,009名の合計7,950名。

陽性の判定をより正確に行なうため、2種の検査試薬の両方で陽性が確認されたものを「陽性」としている。

ただし、厚労省では、現時点では抗体の性質が確定していないことから、体内での持続時間や、2回目の感染から守る機能があるかどうかは分からないとしている。