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東京都の新型コロナ見守り、キャッシュレスや飲食予約サービスと協力へ

東京都は、6月12日から「東京版新型コロナ見守りサービス」を美術館・博物館、図書館など都立施設で運用開始した。さらに、この取組を民間の店舗や場所に広げていくため、「新型コロナ・テックパートナー企業」の募集を開始した。

コロナ見守りサービスは、施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した場合に、施設の訪問履歴に基づき利用者に迅速に感染情報を通知するもの。利用者は訪問時に施設のQRコードを読み込み、クラスター発生時にはメールやLINEで通知を受け取れる。

この仕組みを拡大し、民間事業者主体による「店舗型東京版新型コロナ見守りサービス」を構築。都内民間店舗等でクラスターが発生した場合に、利用者の訪問履歴に基づき、迅速に感染情報を通知する取組を行なう。

そのために、「新型コロナ・テックパートナー企業」を募集。キャッシュレスサービスや、飲食予約システム、クチコミシステムなどとの連携を想定。募集資格は、登録店舗数が5,000店舗以上、もしくは登録利用者が100万人以上の事業者。6月下旬からのサービス開始を予定しており、公募期間は6月18日午後5時まで。

応募資格

事業者のシステム(以下のいずれか)

・訪問履歴とキャッシュレスサービスの結び付け
・訪問履歴と予約システムの結び付け
・訪問履歴と口コミのフィードバックシステムの結び付け
・訪問履歴とデジタル整理券システムの結び付け
・訪問履歴と事前モバイルオーダーシステムの結び付け
・上記に掲げるサービスと同等の訪問履歴とシステムの結び付け

一定のサービス規模を有する事業者

現在提供しているサービスにおいて、登録店舗数が5,000店舗もしくは登録している利用者が100万人以上を有している

個人情報保護の体制や運用の状況が適切である事業者

プライバシーマークを取得していること。または、ISMS、ISO27001等、プライバシーマークと同等の認証を受けていること