現金よりキャッシュレス決済が多い店が27%に。Square加盟店データ

Squareは、国内でSquare POSレジを使う全国3,000強の中小事業者のデータから、キャッシュレス決済が現金決済の件数を上回った事業者の割合が1年で概ね10ポイント増えたと発表した。

Square POSレジの2019年6月から2020年5月までの決済データを分析したところ、キャッシュレス決済が現金決済の件数を上回った事業者は、昨年の17%から今年は27%にまで拡大。昨年10月のキャッシュレス・消費者還元事業が開始後から、キャッシュレスが現金を上回ったSquare加盟店は20%を超え、今春の緊急事態宣言発令後にさらに増加したという。

業種別では、ヘアサロンやネイルサロンなど「美容業」が伸びており、4月以降にキャッシュレスが現金を上回った美容業のSquare加盟店は40%前後で推移。次いでキャッシュレス比率が高いのは「小売業」で、4月以降概ね30%超で推移している。一方、「飲食業」ではほぼ変動がみられず、10%前後という。

Squareは、スマートフォンやタブレットを利用した店舗向けの決済サービス。Square POSレジは、レジ機能、売上の記録や分析、在庫管理、複数店舗管理、従業員管理などを備えたアプリ。