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東京アラート解除。「ステップ3」移行し、19日に休業要請全面解除

小池百合子都知事(東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議 YouTubeから)

東京都は、6月12日0時から、新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップの「ステップ3」に移行する。感染状況が一定数に抑えられていると判断し、飲食店の営業は夜0時まで可能となり、カラオケ店の営業も可能となる。

都民に警戒を促す「東京アラート」も解除。レインボーブリッジや都庁のライトアップも11日23時に赤から虹色に戻る。

東京アラートも解除。都庁はレインボーに戻る(6月1日撮影)
直近のモニタリング指標
ロードマップのイメージ

5月25日の緊急事態宣言解除は解除されたものの、東京都では多くの業種に向けて休業要請が出されていた。6月1日には、ステップ2となり、劇場や映画館などの営業が可能となり、飲食店の営業時間も22時までに緩和されていた(ステップ1は20時まで)が、遊園地や漫画喫茶、パチンコ屋、ゲームセンター、カラオケなどへの休業要請は継続されていた。

ステップ3により、カラオケや漫画喫茶などの休業要請も解除。また、飲食店の営業時間も午後10時までから、深夜0時までに緩和される。

12日以降も休業要請が出されるのはライブハウスと接待を伴うバー・スナックなどの飲食店。これらについても、国の方針と業界団体によるガイドラインの策定を踏まえ、6月19日以降は休業要請を解除する。

今後予想される第2波に備え、国に対して水際対策の強化の徹底を求めるとともに、検査体制の拡充や医療体制の確保、患者情報や感染状況の的確な把握等をできる体制などを整備。また、暮らしの場での感染拡大を防ぐ「新しい日常」の実践を呼びかけていく。

小池都知事は、事業者への感染防止ガイドラインの徹底を呼びかけるとともに、都民には「自粛から自衛の局面」と語り、自発的な感染防止の取り組みを呼びかけた。