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東京五輪、簡素化して開催。延期に伴う費用を最小化

東京2020組織委員会は10日、国際オリンピック委員会(IOC)理事会に、大会の準備状況を報告した。選手や観客スタッフらの安全を最優先とし、延期に伴う費用を最小化、大会を簡素(シンプル)なものにすることを決め、ロードマップを公表した。

競技と選手については、基本を維持しつつ、必要かつ可能な場合に、新たな状況にも即した対応を行なう。

華美なものではなく簡素な大会の実現のため、大会関係者に対し東京大会への参加者の削減を要請。予算影響の大きい分野を含め、全ての分野を対象に効率化・コスト削減を検討し、サービスレベルの見直しを行なう。また、大会関連イベントも再検討する。

新たに発表したロードマップでは、6月中に会場・競技日程などの骨格を確定し、あわせて再点検・見直しや追加施策を実施。2021年3月からテストイベントや聖火リレーを開始する。東京オリンピックは、2021年7月23日に開幕し、8月8日まで。パラリンピックは8月24日から9月5日まで開催する。