静岡市、シェアサイクル「PULCLE」開始。エスパルス公認

静岡市は6月8日より、シェアサイクル事業「PULCLE(パルクル)」を開始した。静岡市内に複数のサイクルポートを設置し、いつでも、どこのポートでも自転車の貸出・返却ができる。利用料金は15分あたり70円、12時間あたり1,000円。

自転車はすべて電動アシスト自転車を採用。サイクルポートは静岡駅周辺、草薙駅周辺、清水駅周辺、および静岡市内の公共施設、公園、民間施設等に設置。順次拡大する。自転車設置台数は94台。24時間利用可能。

利用には、OpenStreetが提供するスマホアプリ「HELLO CYCLING」を使用。Webサイト PULCLEにて会員登録をしたうえで、アプリで予約の際に発行される暗証番号もしくは登録したICカードを使って自転車を開錠できる。

事業開始とともに、1回の使用につき、30分間無料で乗れる無料キャンペーンを実施。無償開放期間は6月30日まで。30分を超えて乗った場合は料金が課金される。

PULCLEの名称は、Jリーグ清水エスパルスの「Pulse(パルス)」と「Cycle(サイクル)」を組み合わせたもの。Jリーグクラブが公認するシェアサイクルサービスは日本で初。

同事業では、静岡市が実施主体として民間事業者と連携。運営主体として、TOKAIケーブルネットワーク、トコちゃんねる静岡、OpenStreetが選ばれた。

静岡市はPULCLEの普及により、公共交通機関の補完や利用促進、自動車交通の抑制による環境負荷の軽減、自転車を所有から共有に切り替わることによる放置自転車の減少、まちなかの回遊性向上による地域活性化を目指す。