マンションなどに「置き配」環境を提供する「OKIPPA for 不動産」

Yperは、賃貸不動産オーナーや不動産管理会社向けに、宅配ボックス環境を提供する「OKIPPA for 不動産」開始した。OKIPPAを利用することで、初期費用、維持費などが掛からず、工事不要で、入居者に「専有宅配ボックス環境あり」と案内することができる。

Webから申し込み、物件概要などを登録すれば利用できる。OKIPPAの購入費用(3,980円)は居住者負担。賃貸オーナーが居住特典として全戸分を購入することもでき、その場合割引価格で購入できる。また、OKIPPA for 不動産を導入した管理会社には、入居者によるOKIPPAバッグの購入数に応じて紹介手数料が支払われる。

宅配ボックスの需要が高まる中、一般的な宅配ボックスを設置するには数十万円から数百万円の設備投資やスペースが必要になるほか、共有スペース用の宅配ボックスを設置しても一部の入居者が占有してしまい、全ての入居者が宅配ボックス環境を享受できないケースもあるという。

OKIPPAは各入居者の玄関先に設置する簡易宅配ボックスのため、宅配ボックス導入のハードルを大きく下げることができるとしている。

OKIPPAは、置き配向けの吊り下げ式簡易宅配ボックス。玄関ドアノブにワイヤーなどで設置し、使用時以外は折りたたんでおけるなど場所を取らないメリットがある。