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神奈川、「LINEコロナお知らせシステム」。店舗での濃厚接触者に通知

神奈川県は、新型コロナウイルス感染症に係る国の緊急事態宣言の解除後を見据えた神奈川ビジョンを策定。その中で、「LINEコロナお知らせシステム」(仮称)を導入するとしている。

LINEコロナお知らせシステムは、濃厚接触者へのフォローアップ通知を実施するためのシステム。利用者が店舗等に設置されたQRコードを読み取り、神奈川県LINEパーソナルサポートに情報登録。店舗等で感染者が発生した場合、保健所を通じて発生報告を受けた神奈川県が、濃厚接触の疑いがある人にLINEで通知する。

神奈川ビジョンでは、Withコロナの新たな社会経済において取るべき戦略として、医療体制の維持、医療・福祉の担い手および高齢者障がい者等の保護、新たな社会経済モデルへの転換を挙げる。具体的には、医療体制の維持や医療・福祉・高齢者等の保護に取り組み、感染者数を極限まで抑えること、経済活動を再開し、感染対策を意識した新たな社会経済モデルへの転換を行なうこととしている。

その中で、感染拡大傾向や医療体制の逼迫といった状況悪化を早期検知し、警戒アラートを発動する戦略を取る。

警戒アラートの発動基準も公表。神奈川県と東京都の感染者数増加率が4日連続で予想曲線から大きく外れた場合や、新規陽性患者数10人、感染経路不明50%以上といった基準を示している。

社会経済活動の再開に向けては、業界団体ごと、または県作成のガイドラインの普及啓発を実施。あわせて、事業環境改善に向けたハード・ソフト面の財政的支援を行なうとしている。

地域別の新型コロナウイルス感染症対策について、厚生労働省が克服までの感染者数の動きを図示しており、これに対して神奈川県は、アラートの発動や特定警戒都道府県指定の再開も想定したマイルストーンを示している。