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3密回避の徹底進む。テレワークは27%。厚労省×LINE新型コロナ調査
2020年4月30日 13:53
厚生労働省は30日、LINE公式アカウントで3回にわたり実施した「新型コロナ対策のための全国調査」の分析結果を発表した。3密回避の徹底は全国に広がった一方、テレワークの導入は27%で、目標の7割からは開きがある状況。
3月31日~4月1日の第1回に続き、4月5~6日に第2回、4月12~13日に第3回を実施。その結果をまとめた。
密閉・密接・密集の3密回避の徹底は全国で周知が進んでおり、7都府県に緊急事態宣言を発令した4月7日以降、宣言前と比較して全国的に増加している。ただし、徹底の具合に、都道府県で多少ばらつきも認められ、13日時点で、最も徹底できているのが東京都(60%)、次いで神奈川県(56%)、千葉県(55%)、埼玉県(54%)、福井県(54%)。緊急事態宣言が最初に発令された7都府県は、12日から13日時点の3密回避の実施率は、全国平均よりも高くなっている。
3密回避の各項目の実施率は以下の通り。
「換気が悪い場所には行かないようにしている」(78%)
「人がたくさん集まっている場所には行かない」(85%)
「他の人と、近い距離での会話や発声をしないようにしている」(55%)
「他の人と近い距離での会話や発声をしない」がもっとも難しいという結果。ただし、都道府県でばらつきも見られる。
テレワークの実施率は、第1回は13.99%から第3回には26.83%まで上昇。政府目標の「7割」には届いていない。都道府県でも大きく差があり、東京都は最大52%。一方5%未満の県も多く見られる。
第4回「新型コロナ対策のための全国調査」は、5月1日~2日に実施する。