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ローソン、トイレ・ゴミ箱・灰皿の使用休止。新型コロナ対策
2020年4月28日 12:39
ローソンは28日、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、店舗でのトイレ・ゴミ箱・灰皿の使用を一時休止する方針を決定した。
トイレについては、入口の扉・便座・トイレットペーパー・洗面台等、接触箇所が多く、密閉された狭い空間であり、感染リスクが高い場所という理由から使用を休止する。
なお、29日付けでトイレについては方針を緩和し、緊急の場合は従業員に声を掛ければ使用できるようにしたほか、加盟店判断で使用継続する店舗もあるとした。
ゴミ箱については、飲食後の割り箸や容器、使用済みのマスクやティッシュペーパー等、口や鼻に触れたものがゴミとして集積されることから使用を休止。
灰皿設置の本来の目的は吸殻を捨てるためだが、灰皿がある場所で喫煙する人がいることに対して、他の客から不安の声が寄せられていることから使用を休止する。
サービス休止の周知のため、店頭にポスターおよびPOPなどを掲示。各サービスの清掃を店舗の従業員が行なっていることから、利用者と従業員の双方の安全につながる取り組みとしている。
なお、トイレについては29日付けで利用休止の方針を緩和した。店舗や現場の状況次第では、トイレ使用を認める。主な対応策は以下の4点。
- 社会を支えるドライバーをはじめ、緊急時には従業員に声掛けすれば使用できる
- 幹線道路沿いや郊外など、周辺のトイレ事情によって加盟店判断でご使用を継続する店舗もある
- 使用を控える期間は、緊急事態宣言が発動されている期間を目処とする
- トイレ使用時の感染防止を徹底するため、ソープ類を配備(店舗によっては配備なし)
ローソンでは、当初、利用者と店舗従業員の感染防止の更なる徹底を目的とし、使用の一時休止の本部方針を決定した。発表後に大きな反響を呼び、利用者や加盟店からも多くの意見も寄せられ、賛成意見も多くあったが、トイレを解放し続けている店舗からは「お客様から感謝の声が多く寄せられているので継続したい」との声もあったという。そのため上記の対応策を決決定した。
【更新】トイレの利用休止について、利用可能な条件や加盟店判断での利用継続などを追記(4月29日16時追記)