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コード決済統一規格「JPQR」、店舗掲示型を全国展開。請求書払いも規定

コード決済の統一規格「JPQR」(店舗提示型コード決済)の本格運用が、27日より全国で開始された。また、JPQRの一方式として、請求書の支払いを自宅等で簡単に行なえる「請求書払い」を新たに規定した。

利用者のスマホなどでコードを表示する「利用者提示型」に加え、店舗に表示するコードをカメラで読み込み支払いを行なう「店舗提示型」を本格運用開始する。対応のコード決済はau PAYやd払い、PayPay、J-Coin Pay、メルペイ、LINE Pay、楽天ペイなど。


    【対応予定のコード決済】
  • atone
  • au PAY
  • UnionPay
  • commoney
  • J-Coin Pay
  • d払い
  • Fami Pay
  • PayPay
  • メルペイ
  • ゆうちょPay
  • YOKA! Pay(福岡銀行のみ)
  • LINE Pay
  • 楽天ペイ(アプリ決済)

なお、PayPayは7月末、FamiPayは10月、楽天ペイは2020年冬頃の対応を予定している。

請求書払用のJPQRも規定

キャッシュレス推進協議会は、「JPQR」に請求書の支払いを自宅等で行なえる「請求書払い」を新たに規定。請求書(払込票)に記載されているバーコードをスマートフォン等のコード決済アプリで読み込み、請求書の支払いを自宅で簡単に行なえるようになる。

従来も、一部の請求書発行企業等が発行する請求書ではコード決済サービスを通じた支払いが可能となっていたが、JPQRの方式でも規定。今後、説明会等を通じて、請求書ごとに幅広いコード決済サービスが対応可能となるように働きかけ、自治体等の様々な支払い先に請求書払いを普及促進していく。なお、請求書払いは「QRコード」ではなく「バーコード」を採用する。

JPQRの一方式となる「請求書払い」を提供しているコード決済事業者は以下の通り。

・KDDI(au PAY(請求書支払い))
・ウェルネット(支払秘書)
・ビリングシステム(PayB)
・PayPay(PayPay請求書払い)
・NTTデータ(モバイルレジ)
・LINE Pay(LINE Pay請求書支払い)
・楽天銀行(楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払))

まずは、今夏を目途に、一部の電力会社・ガス会社(東京電力、関西電力、東京ガス、大阪ガス)の請求書の裏面や、当該請求書を封入している封筒等に「JPQR請求書払い」と記載されたものが、利用者の手元に届く予定。