Facebook、子供向けメッセージアプリ「Messengerキッズ」

Facebookは23日、「Messengerキッズ」の提供を開始した。子供向けのメッセージングアプリで、iOSとAndroid版を用意する。新型コロナウイルス対策のため、多くの国で、臨時休校や他者と物理的な距離を置くことが求められているなか、保護者の管理の下、子供たちが、ビデオチャットでメッセージで友達や家族とつながるためのアプリとなる。

Messengerキッズでは、保護者が子供のアカウントを設定すると、子供は保護者が承認した相手と1対1、もしくはグループでビデオチャットを始められる。ホーム画面には、保護者が承認し会話が可能な人の一覧と、それぞれのオンライン状態が表示される。マスクや絵文字、サウンドエフェクトなどで、会話を楽しめる。

ビデオチャットに加えて、保護者が承認した友達や親戚に、写真、動画、テキストメッセージを送信できる。大人は通常のMessengerアプリでメッセージを受け取る。子供向けのGIF、フレーム、スタンプ、マスク、お絵かきツールのライブラリが用意され、コンテンツに手を加えて個性を表現できる。

保護者向けの管理機能を用意。連絡先リストは保護者が管理し、子供は保護者が承認していない相手とはやり取りを行なえない。保護者は自身のFacebookアプリ内のMessengerキッズ管理画面から、子供のアカウントと連絡先を管理できる。

Messengerキッズの子供のアカウントは必ず、保護者が設定。アカウントの作成などにも大人のFacebookユーザーの認証が必要となる。なお、Messengerキッズ内では広告は一切表示されず、子供の情報が広告のために利用されることもない。ダウンロードは無料でアプリ内購入もない。