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Facebookの「Workplace」、リモートワーク支援の新機能
2020年4月24日 17:53
Facebookは、リモートワークツール「Workplace」に新機能を発表した。6月にかけて順次追加する。
新型コロナウイルスによる影響で、企業が困難に直面する中、同社に寄せられたフィードバックを反映したもの。情報集約機能や下書きの代理作成機能などで、より良いリモートワークを実現するほか、リモートワークが難しいエッセンシャルワーカーへの支援も行なう。
追加される機能は「情報ライブラリ」「下書きの代理作成」「キャンペーン」「セーフティアラート」「Q&A 投稿」など。
情報ライブラリは、Workplace上で情報を集約する機能。社内の情報をまとめて表示し、人事規則やリモートワークのアドバイスなど、更新の少ないコンテンツを1カ所に集約して共有。従業員がどこにいても必要な情報を見られるほか、情報を一カ所にまとめることで更新を容易にする。
下書きの代理作成は、上司に代わって部下が文書の下書きを作成し、上司がそれを承認することで公開できる機能。正確な情報共有が合理化され、会社全体の意見をまとめることができるようになるという。
キャンペーンは、それぞれの投稿のリーチやエンゲージメントを確認できる機能。従業員の共感が高いコンテンツを特定できる、感情・心理指標が含まれ、その分析を通じてより共感を高めるコンテンツ作成に役立つ。
例えば、新型コロナウイルスや在宅勤務に関する複数の投稿を公開し、従業員のモチベーションを把握しながら、関連性の高い有益な情報を共有できているかどうかを確認できるという。
セーフティアラートは、Workplaceのセーフティチェック機能を拡張したもの。企業は、従業員からの応答を求めることなく、発生した事案のアップデートや、詳細情報に関するアラートを送れる。訓練や危機的な状況だけでなく、あらゆる重要な安全に関する告知に活用できる。
Q&A投稿は、従業員が質問を追加・投稿することで、企業が従業員の考えを把握し、フィードバックする機能。これにより、社内における上位の懸念事項を明らかにできる。
また、新しいリアクションとプロフィールフレームも追加。Facebookのリアクション(ハートを抱えた絵文字)がWorkplaceにも対応したほか、在宅勤務をテーマとしたプロフィール写真用フレームなども追加される。
同社は、今後数カ月間、チームのよりよいコラボレーションを促進し、より質の高いビデオ会議が行なえる積極的な投資を実施。今後数週間のうちに、さらなる施策を発表するとしている。