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DiDi Food、新型コロナ罹患の配達パートナーに支援金。最大28日補償
2020年4月23日 13:58
DiDiは、新型コロナウイルス対策として1千万ドルの基金を設立。世界各国のパートナーへの補償とするもので、日本では「DiDi 配達パートナー⽀援⾦」として、「DiDi Food」の実証実験に参加している配達パートナーが対象。新型コロナウイルスに罹患し、就業できない状況にある場合の経済的補償とする。
補償金額は、医師または保健所が診断書に記載した、新型コロナウイルス感染の陽性反応検出日までの28日間でDiDi Foodによって得た収入と同額。4月7日の実証実験開始以降、1度でも配達を完了し、報酬実績のある人が対象となる。補償上限額は設定されていない。
また、直近の報酬獲得日から感染前日までの期間が28日に満たない場合でも、過去の報酬総額の1日あたり平均金額を算出し、その値に28日を掛け合わせた金額で補償する。
例えば、4月7日に配達パートナーへ登録したが、5月1日のみ勤務し、報酬として5,000円を取得。その後は働かず、5月5日に感染が確認された場合、感染日までの期間が28日に満たないため、最終報酬となった5月1日から感染日前日である5月4日まで4日間の平均給与を計算。5,000円÷4日で、1日あたり1,250円。これを28日で掛けて35,000円の補償となる。
具体的な補償条件等は下記の通り。
・補償受給条件
次の(1)〜(2)の条件を満たす「DiDi Food」の配達パートナー
(1)新型コロナウイルスに感染したと医師または保健所に診断された場合
(2)「DiDi Food」プラットフォームに登録し、感染⽇の前⽇から遡って28⽇間に報酬の獲得実績がある場合
・申請必要事項
次の(1)〜③の項⽬が記載され、押印⼜は署名済みの診断書⼜はその他の書類
(1)⽒名(新型コロナウイルス罹患者)
(2)医療施設名(診断を受けた病院もしくは保健所)
(3)感染⽇(陽性の診断を受けた⽇)
・問い合わせ先
「DiDi Food」カスタマーセンター
delivery@didifood.co.jp
DiDi Foodは、4月7日から大阪市の福島区、北区、中央区、西区、浪速区、天王寺区でスタート。全配達パートナーにマスクを支給しているほか、非接触配達の提供や、キャッシュレス支払いの推奨などを実施している。なお、DiDi Foodの本格的なサービス開始時期については、適切な時期を検討するという。