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アイリスオーヤマ、国内マスク生産を1.5億枚/月に強化

アイリスオーヤマは、6月稼働予定の宮城県角田工場のマスク生産能力を1億5千万枚/月に増強することを決定した。

同社は3月に中国の大連工場と蘇州工場の2拠点の生産(8千万枚/月)に加えて、日本国内の生産設備導入で6千万枚/月の新たなマスク生産計画を発表済み。しかし、政府から要請を受け、国内のマスク生産を一層強化する必要があると判断。「国内投資促進事業費補助金」を活用し、日本国内の設備投資を拡大。国内に1億5千万枚/月の生産体制を構築する。

また、中国におけるマスクの重要資材である不織布の価格高騰の影響を考慮し、角田工場内にマスク用不織布(メルトブロー、スパンボンド)などの資材製造設備も新たに導入することで内製化率を高め、中国に依存する供給体制を見直す。

今回の国内マスク生産設備増強により、中国2拠点の工場と合わせて日本国内に2億3千万枚/月を供給できる体制を実現する。また、角田工場では新規に100人の雇用も創出する。

同社の日本国内へのマスク供給体制
・日本(角田工場):1億5千万枚/月
・中国(大連工場、蘇州工場):8千万枚/月