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DNP、マイナンバーカードの「裏書き」ができるプリンタ。個人情報保護機も

大日本印刷の子会社であるDNPアイディーシステムは、自治体窓口での「裏書き業務」をサポートする「DNP券面プリントシステム」を7月より発売する。

マイナンバーカードなど個人情報が記された本人確認書類などで、転入・転居、氏名変更などの記載事項を変更する際、従来は手書きで行なっていた裏書き業務を、プリンターで印刷できるようにしたもの。書き損じなどを防ぎ、業務を効率化できる。

2014年から販売している「裏面プリントシステム」を実運用に即してリニューアル。印刷後に残されたプリンター内のインクリボンの「文字」を識字できない状態にして個人情報を保護する機能を持つ。

個人情報保護機能

A4サイズの本体に、ICリーダー、スキャナー、プリンターの機能を備えた一体型システム。「DNP券面プリントシステム」ソフトウェアと、エリボス製の専用プリンターで構成される。

カードを挿入時、スキャナーにより自動的にカードを認識。挿入されたカードが正しい方向で挿入されたかを検知し、間違った向き、面への印字を防止する。また、1行のスペースに2行印刷できる「2行印刷サポート機能」も搭載。省スペースで文字を印刷できる。

2行印刷サポート機能

対応カードは、マイナンバーカード(個人番号カード)、在留カード、特別永住者証明書、住民基本台帳カード、通知カード(個人番号通知カード)。

本体サイズは、205×310×195mm(長さ×奥行き×高さ)。インターフェイスはUSB 2.0。

全国の自治体向けに販売し、2024年度までに約3億円の売上を目指す。