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自宅にテレワークのための空間「コモリワーク」「ドマワーク」。リコーら

ドマワーク

リコーと、大和ハウスグループのコスモスイニシアは、自宅内におけるテレワークのためのスペース「コモリワーク」と「ドマワーク」を設置したリノベーションマンションが完成したことを発表した。

両社は、住空間×働き方をテーマとした価値創出プロジェクトを実施。「コモリワーク」と「ドマワーク」はその中で発案されたアイデアで、コスモスイニシアのリノベーションマンション「エド・コモン西早稲田」(コモリワーク)と「晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー1号棟」(ドマワーク)の2件で採用、3月に完成した。

コモリワークのコンセプトは「家の中にこもれる空間がある」。リビング・ダイニングにつながる洋室に、家族と程よい距離感を保ちながら、集中して机に向かうことができるスペースとして設置。高い視点とすることで、室内や窓の外の様子を眺められるようにしている。

コモリワーク 映像投影イメージ
コモリワーク

また、超至近投影が可能なリコーの超短焦点プロジェクター(別売)を設置することでガラスの両面に映像の投影が可能。仕事の場面では机の前にビデオ会議やオフィスのライブ映像を、プライベートでは洋室側から映画を映し出すという使い方ができる。

コモリワーク内は、約0.8畳という横になることができる広さで、下部は収納スペースになっている。

洋室側から
内部

ドマワークのコンセプトは「家の中に外がある」。住まいの中の仕事場として、玄関と一体となる土間のような空間を設けている。

リビングの扉を境に床の素材を切り変えることで「住まい」と「仕事場」の境界を演出。また複数人でも作業しやすい広さとしている。

「住まい」とも緩やかなつながりを持たせるため、ドマワークとキッチンの間に窓を設置。仕事以外の空気を感じて気分転換を図れるとする。

(左)玄関側から、(右)キッチン側から
内部

両社は、「家の中で仕事に集中する」ことと、「仕事以外の空気に触れ、気分転換や着想を得る」ことを両立させる住まいを提案。時間や場所にとらわれない働き方実現を目指す。また、価値創出プロジェクトで生まれたアイデアの、他事業へのサービス展開を検討する。