LINE、新型コロナ対策相談窓口。一人一人の状態に合わせた情報提供

LINEは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自治体と協力し、各都道府県専用のLINE公式アカウントを通して、一人一人の状態にあわせた情報提供を実施。3月30日から、神奈川県が開設する「新型コロナ対策パーソナルサポート(行政)」LINE公式アカウントを、同取り組みを実施していない自治体の地域の居住者でも利用できるようになった。

神奈川県のLINE公式アカウント、もしくは居住地域が対応している場合は各自治体の公式アカウントを友だち追加し、自身の体調や年齢、持病、自宅の郵便番号などの情報をLINE上で入力。その人に合った、適切な行動に向けた情報が提供される。

例えば、「帰国者・接触者相談センター」への連絡の必要性や、居住地域に応じたセンターの連絡先、自身に必要な対策、二次感染防止のために取るべき行動などを示される。

アンケートに答えることで、現在の自分の健康状態を随時登録可能。チャットボットによって、24時間、必要な情報を得られる。

ユーザーへ継続的なフォローアップも実施。例えば、LINEのチャットボットでの対話や追加アンケートを通して、医療機関受診が必要なタイミングを把握し、感染のリスクが高い人に受診推奨を行なう。

回答のデータベースとなるFAQは、厚生労働省から共有された情報を元に構築。FAQは、新型コロナウイルスの発生状況にあわせて継続的に更新・追加を行ない、最新の情報を提供できるよう、厚生労働省と各自治体の協力のもと運用していく。

アンケートの情報は各自治体が管理し、大学や学術団体等と連携して分析に活用。専門の医療組織が公衆衛生学的観点から流行状況などの実態把握を行なうとともに、感染防止対策を検討する。

そのほか、「最新情報」と「スマホでお医者さん相談」を提供。

最新情報では、新型コロナウイルスの関連ニュースを見ることができるよう、各自治体が設置する、新型コロナウイルス感染症に関する情報をまとめたホームページへ誘導する。

スマホでお医者さん相談は、感染の疑いのある人などがすぐに医師に相談できるようにするために設置。「LINE ヘルスケア」と連携し、LINEで医師に相談できるオンライン健康相談サービスを無料で提供する。相談は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の遠隔健康医療相談(医師)の範囲で実施する。

実施していない自治体の地域居住者は、神奈川県の「新型コロナ対策パーソナルサポート(行政)」を利用できる。