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三井物産とLayerX、ブロックチェーン活用のアセットマネジメント事業で協業

ブロックチェーン関連事業を展開するLayerXは、三井物産、SMBC日興証券、三井住友信託銀行と合同で、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント事業分野での協業を開始し、合同で新会社を設立する。

今回の協業では、ブロックチェーン技術を活用した効率的な資金調達を視野に入れながら、アセットマネジメント機能全体のデジタルトランスフォーメーションを目指す。

主な目的は以下の通り。

1.取引、管理、執行の各時間コスト削減
2.運用会社の透明性向上
3.ファンド設計の規格化、小口化、適切な流動性の付与
4.従来ではコスト面等で割に合わなかった投資対象の証券化

三井物産グループでは、不動産・インフラ等のオルタナティブ資産を対象に、多数のアセットマネジメント事業を展開。上場REITや米国不動産ファンドなどを合計した運用資産額は2兆円以上となる。今回の協業により、参加各社は、ブロックチェーン技術を活用した次世代アセットマネジメント会社の設立・運営と、システム開発、実証ファンドの組成検討で協力していく。

設立会社の社名は、三井物産デジタル・アセットマネジメント株式会社(仮)で、設立予定時期は4月。出資比率は三井物産 54%、LayerX 36%、SMBC日興証券 5%、三井住友信託銀行 5%。代表者は三井物産から1名を予定している。