ニュース

Twitter、開発者ポリシー更新。ルールを明確化

Twitterは、開発者ポリシーを更新。8つあったセクションを4つに減らすなど、一連のルールをより明確で現実に即したものにすることで、Twitterを使った開発がより理解しやすくなるとしている。

Twitter開発者ポリシーは、Twitter APIやTwitterコンテンツへのアクセスと使用などについて規定された、開発者向けのルールおよびガイドライン。

Twitterはこのポリシーについて、「これまでは文章や書き方が分かりにくく、そのことがポリシーに従うことを難しくしていました。そのため私たちは本日、一連のルールをよりシンプルで明快なものに変更しました」としている。

主な更新の概要は以下の通り

  • Twitterデータを使った学術研究:スパム、不正利用、または公共の場での会話の健全性に影響を与える可能性のあるその他の分野を、より良く理解するのに有用な分野の研究において、非商業的な目的でのTwitter APIの利用が可能になった。
  • 学術関係者のための再シンジケーション:Twitterデータの再配布に関するルールを簡略化。研究者が学術機関を代表して非商業的な目的(相互評価など)に研究を行なう場合は、ツイートID、ユーザーID数に無制限で共有可能になった。
  • 開発者使用事例の承認:Twitterデータの新しい使用事例が出てきた場合、開発者コミュニティの協力のもと、それらがルールに則っているかを確認。Twitterがルールを更新する必要があるのかを、より明確に定義する。
  • APIベースのボットアカウント:開発者がボットを運用している場合、当該アカウントがボットであるかどうか、その背後にいる人物が誰であるのか、アカウントのバイオやプロフィールでの明示が求められる。
  • Twitter以外のデータとのマッチング:Twitter以外のデータとマッチングを行なう際に、許可される場合とそうでない場合の具体的なシナリオを記載。

また、ポリシーの構造的な変更に合わせ、Twitter Developer Agreementの言語の一部を更新。新しい開発者契約では、ライセンス対象マテリアルおよびTwitterコンテンツの削除に関する要件を追加。

Twitterでは、教授、研究者、個人などTwitter APIとTwitterデータを使用するすべての人を開発者としている。使用する際は必ず開発者ポリシーを確認し、準拠するよう呼びかけている。