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日比谷に屋台村オープン。「日比谷国際ビル」リニューアル完了
2020年2月19日 13:26
三菱地所は、2018年4月から進めていた「日比谷国際ビル」のリニューアル工事が完了したことを発表。地下2階飲食フロアにて、九州と下町の酒肴が楽しめる屋台村「日ゞ小路(ひびこうじ)」が、2月20日に開業する。
日比谷国際ビルは、内幸町駅及び霞ケ関駅に直結する、日比谷公園を望む立地にあるオフィスビル。空室フロアの専有部及びエレベーターホール・廊下・トイレ等共用部のリニューアルを実施し、新築ビル同等の仕様に変更したという。
地下2階の飲食フロアでは、フロア活性化策として廊下・トイレ等の共用部のリニューアルを実施し、同フロアをチカ(地下)のさらにシタ(下)=地下2階を意味する「ヒビコクチカシタ」と命名。小さなスペースを区画提供する、同社グループとしては初めての業態となる屋台村を開業する。地方の店舗の東京進出の足掛かり的役割を担うとともに、人手不足を解決する少人数運営を可能にするための取り組みとしている。
屋台村 日ゞ小路のコンセプトは「食べ歩き・はしご酒」。九州料理や焼酎・地酒を提供する「九州エリア」7店舗と、お酒にあう肴をテーマとした「下町エリア」3店舗の、2エリア計10店舗で構成。オフィスビル内ながら、路地歩きも楽しめるような店構えにしているという。近隣就業者の利用のほか、訪日外国人の屋台文化体験としての利用も狙う。
そのほか、ビル外構の屋外フットサルコートを改修し、新たに整備したリフレッシュガーデン「HIBIKOKU TERRACE」が2019年9月に完成。ランチや各種イベントで利用されているという。
ビジネス用途では、オフィスフロアのリニューアルのほか、就業者用ラウンジ及び貸会議室の改修を実施している。
日比谷国際ビルの所在地は東京都千代田区内幸町2-2-3。地上31階、地下5階。敷地面積は10,396.48m2、延床面積は128,402.52m2。