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新型コロナウイルス、受診の目安は「4日以上の発熱」。厚労省

厚生労働省は17日、新型コロナウイルスによる感染症が疑われる場合に、専門の「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせる症状の目安を公表した。「風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている」などの場合が一つの目安となる。


    【問い合わせの目安となる症状例】
  • 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある

なお、高齢者や基礎疾患等のある人は、上記の状態が2日程度続く場合を目安としている。

センターで相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合、専門の「帰国者・接触者外来」を紹介。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診するよう呼びかけている。

専用の外来は混乱を避けるために一般には公開していない。感染が疑われる人のみ、「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせを行なう。

まずは手洗いを。熱があれば休んで

厚労省によれば、新型コロナウイルス感染症は、発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多いことが特徴。感染から発症までの潜伏期間は1日から12.5日(多くは5日から6日)といわれている。

また、飛沫感染(くしゃみ、咳、つばなど)と接触感染によりうつるとされていることから、こまめな手洗いが重要。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前など、石けんやアルコール消毒液などでの手洗いを行なう。人混みを避けることもひとつの感染予防となる。

厚生労働省は、発熱等風の症状が見られる時は、学校や会社を休むよう呼びかけている。