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小田急、オンデマンド交通「しんゆりシャトル」。高密度で乗降地点配置
2020年2月12日 17:52
小田急電鉄は、郊外住宅エリアの新百合ヶ丘駅周辺で、500以上の「乗降地点」の間の移動を提供するオンデマンド交通「しんゆりシャトル」の実証運行を、2月17日から3カ月間実施する。
しんゆりシャトルでは、対象エリア内にバス停よりも高い密度となる500以上の乗降地点を配置。運行エリア内の希望の発着地を配車アプリに入力することで、例えば自宅近くの「乗車地点」から目的地近くの「降車地点」までの配車をリクエストできる。
使用するアプリは、配車アプリ「Shotl(シャトル)」。日本国内在住者であれば利用可能で、所定の事項に同意することで、無料で参加(乗車)できる。なお、利用者に対してアンケートを実施する場合がある。
Shotlは、スペインのShotl社が開発・提供。利用者のリクエストに応じて自動で効率的な配車ルートを計算する。
運用については、利用者からの配車アプリを通じた呼出に応じて、随時経路を変えながら運行。利用者が指定した出発地、到着地の近くのシャトル乗降地点で乗降できる。なお利用者が呼び出す際、車が来るまでの時間、乗車時間、乗降地点が提案され、問題なければ呼び出しを確定する。同じ時間帯に同じ方向に行く人と相乗り。
対象地域は、新百合ヶ丘駅周辺の約5km2。運行時間帯は7時から22時。使用車両はトヨタ アルファードで、最大同時運行台数は4台。
小田急電鉄では今回の検証を踏まえ、新しい地域交通手段として今後の有償によるオンデマンド交通の運行可能性について検討。また、小田急電鉄が提供しているMaaSアプリ「EMot」とオンデマンド交通をはじめとする次世代モビリティとの連携や、交通サービス・生活サービスの一体的な提供によって、新たなライフスタイルの提案を目指す。