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ローランド、担ぎ桶スタイルの電子和太鼓「TAIKO-1」
2020年2月11日 09:15
ローランドは、さまざまな種類の太鼓の演奏が可能な電子和太鼓「TAIKO-1」を2020年夏に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は142,000円。
和太鼓は、日本各地の伝統的な祭りや寺社祭礼、学校教育などで用いられ、親しまれている一方で、演奏時の音量が大きく、本体のサイズや重さにより、個人で所有することは難しく、練習する場所も限られている。また、演奏会場の環境によっては、大きな太鼓を持ち込めないことがプロの演奏者にとって悩みのひとつだったという。
ローランドでは、太鼓芸能集団「鼓童」の協力のもと、電子ドラム開発で培った技術を駆使し、2017年に電子和太鼓の初の試作機を製作。その後も、ローランドの技術やノウハウを注ぎ込んでさらなる構造の改良や軽量化を図り、今回、世界初の担ぎ桶スタイルの電子和太鼓TAIKO-1が完成。
TAIKO-1は、打面を叩く位置や強さに応じて多彩な音を奏でる和太鼓特有の音色変化を、ローランドの技術により、忠実に再現。桶胴太鼓のほか、異なる種類の和太鼓や拍子木、太鼓以外の打楽器の音色などを内蔵し、1台でさまざまな音色を使って演奏可能。竹バチや雪バチなどバチの違いや、複数人が同時に叩いた太鼓の音、チャッパや拍子木といった鳴り物や掛け声、太鼓以外の打楽器や効果音も内蔵している。
打面には、静粛性のあるローランド独自の三層メッシュ素材を採用し、自然な叩き心地で、音の大きさを気にせず練習できる。テンポ感を養うために必要なメトロノームはもちろん、和太鼓の練習に欠かせない「地打ち」フレーズも収録。地打ちを鳴らしながら、ソロ・パフォーマンスも可能。
Bluetooth機能を搭載しており、スマホと無線接続すれば、好きな曲に合わせて演奏可能。発表会やイベントで演奏する曲の練習にも利用できる。
持ち運びを想定し、本体を分解してコンパクトに収納可能。充電式ニッケル水素電池(単3形×8本)での駆動にも対応。動きながら演奏できる。
外形寸法は430×430×521mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.5kg。電源はACアダプター、充電式ニッケル水素電池(単3形)×8。電池寿命は充電式ニッケル水素電池で約5時間。
接続端子は、OUTPUT(MONO)端子(標準タイプ)、PHONES端子(ステレオ・ミニ・タイプ)、MIX IN端子(ステレオ・ミニ・タイプ)、TRIG IN 端子×2(専用)、FOOT SW端子(TRS標準タイプ)、FOOT PEDAL 端子×2、USB MEMORY端子、USB COMPUTER端子(MIDI/Micro-B)、DC IN端子。