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ウォークスルー決済用什器「センサーゴンドラ」。オカムラとクラスメソッド
2020年2月10日 12:55
オカムラとクラスメソッドは、ウォークスルー決済店舗用什器「センサーゴンドラ」を開発した。
センサーゴンドラは、ウォークスルー決済店舗に必要な、購入する商品や個数を判別するための重量センサーを棚板とフックに組み込み、配線を簡易化した什器システム。天井に設置したセンサーや、棚や什器に取り付けられた重量センサー等を用いて、どの商品をいくつ取ったのかを把握し、あらかじめ登録した方法でキャッシュレス決済を行なうウォークスルー決済店舗での利用を想定している。
重量センサーはこれまでも通常の陳列什器へ後付けができたが、課題として、陳列スペースが狭くなる、フック陳列に対応できない、配線が煩雑なため簡単に棚やフックの変更ができないなどがあったという。
センサーゴンドラは、重量センサーが棚板やフックにあらかじめ組み込まれているため、十分な陳列スペースが確保でき、棚替え時の配線作業も煩雑にならないとする。また、店舗用陳列什器のオカムラ社内規格に合わせているため、店舗に導入済みの店舗用陳列什器「ゴンドラ」に取り付けられる。
重量センサー付きフック2種と、重量センサー付き棚板2種をラインアップ。
重量センサー付きフックは、フック商品や穴がついた袋菓子などをフック陳列する際に使用する、重量センサーが組み込まれたフック。ラインアップは、バーに取り付けるバー用と、ネット(縦横格子)に取り付けるネット用の2種。クラスメソッドが運営するウォークスルー決済カフェ「Developers.IO CAFE 秋葉原店」で、1月より試験運用を行なっている。
重量センサー付き棚板は、重量センサーが組み込まれた棚板。ラインアップは常温用と冷蔵用の2種。
重量センサーのデータをデジタル変換して収集するための基板は、クラスメソッドが開発。オカムラが開発した重量センサー付きフック、棚板にセンサーコントローラーを接続してデータを集め、ゲートウェイからクラウドへ接続する。
オカムラとクラスメソッドは、今後も共同で研究開発を行なうとしている。