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瞑想ポッドと心拍・脳波センシングで仕事の生産性向上
2020年2月6日 17:24
凸版印刷は、瞑想ポッドと、心拍や脳波などのセンシングによる効果測定を連携させたパフォーマンス向上ソリューションを、2月6日より提供開始した。ポッド本体の価格は430万円(輸送・設置費用除く)。センシング費用は150万円から。
開発の背景にあるのは、従業員のストレスなどに対するメンタルケアの取り組みの活発化。その中で瞑想やマインドフルネスの人気が高まっているが、瞑想に最適な環境の整備や可視化が難しく、企業での導入には課題があるという。
凸版が提供するソリューションは、ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメント・ジャパンが提供する米国発の瞑想ポッド「OpenSeed」と、凸版印刷が持つセンシングソリューションを連携させたもの。集中、リラックス、バランスなど目的に合わせてコンテンツを選択すると、最適なガイダンスや連動した照明・音響などを用いた瞑想空間を提供する。
瞑想ポッドはドーム状の独立した構造で、設置ができ、新たな施工をすることなく移動も可能。センシングによる心拍測定との連携では、ポッドによる効果の定量化、可視化を実現している。
提供開始に先立ち、東急不動産ホールディングス本社にて、2019年11月から約2週間、社員30名に対し実証実験を実施。15分間ポッド内で過ごした後、心拍測定とアンケートを行ない、被験者のリラックス効果や疲労度の減少など、有効性が確認されたという。
凸版印刷では、2020年度に30台の導入、2025年度までに関連受注を含め、累計10億円の売上を目指すとしている。