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Pixel 4、日本でジェスチャ操作「Motion Sense」対応。世界最速顔認証
2020年2月4日 11:58
Googleのスマートフォン「Pixel 4」は、本体に触れずにジェスチャー操作できる新機能「Motion Sense」を2月4日より順次提供開始する。また、オンデバイス処理により高速化した、Google アシスタント新機能も順次提供する。
Motion Senseは、端末の周囲の動きを検知する小型のレーダー技術「Soli」を活用。Soliでは、端末に向かってユーザーの手が近づくのを検知し、画面をアクティブにしたり、端末から離れた場所で画面をオフにするなどの操作が可能。
また、ジェスチャーだけで、音楽の曲送りやアラームのスムーズ、電話着信音のオフなどに対応。例えばアラームが鳴った場合、あわててボタンを探さずに、手をかざすだけで音を下げて対応できる。
Motion Sense対応の音楽サービスは、以下の通り
- YouTube Music
- Google Play Music
- Spotify
- Spotify Stations
- Amazon Music
- Apple Music
- AWA
- Pandora
- Deezer
- Shazam
- iHeartRadio
- Tidal
- Sirius XM
- Napster
- KKBox
- MyMusic
- Gaana
- JioSaavn
- Wynk Music
- Hungama Music
- Anghami
- Genie
- Bugs
Motion Senseは、Pixel 4の顔認証でも活用される。Motion Senseと顔認証の併用により、ロック解除の高速化が図られる。
一般的な顔認証では端末を持ち上げてカメラに顔を向けてロックを解除し、スワイプしてホーム画面に移動する。Motion Senseを使うと、端末に手をのばすと顔認証解除センサーが端末を持ち上げる前からオンになり、ロック解除が必要と検知。顔認識のセンサーとアルゴリズムが所有者を認識すると、端末持ち上げとほぼ同時にロックが解除される。
GoogleのPixel/Motion Sense担当プロダクト マネージャー Brandon Barbello氏は「世界最速のフェイスアンロック」と強調。また、周囲の人の動きを感知し、動きや文脈(コンテキスト)にあわせて操作ができることから、「Soliはコンピュータをより人間的にするもの」と語った。
Pixel 4のアップデートは、4日から順次配信。ソフトウェアを最新版にした上で、端末の[設定]-[システム]-[Motion Sense]の設定をONにするとMotion Senseが利用可能になる。
なお、顔認証とMotion Senseのセンサーデータは端末上でのみ管理され、他のGoogle サービスとは共有されないなど、プライバシーにも配慮している。
オンデバイス化した新Google アシスタント
新しいGoogle アシスタントもPixel 4向けに順次提供。OSやアプリとより密接に動作し、アラームの設定やYouTube、カレンダーなどのアプリの起動、音量設定、Wi-Fiのオンオフなどを音声で素早くこなせるようになる。
動作の高速化は、従来のGoogle アシスタントのようなクラウドサーバー側での処理に加え、一部をデバイス上(Pixel 4)で行なう「オンデバイス」処理により実現される。新しいGoogle アシスタントは、画面の下隅から斜め上にスワイプして起動できる。従来どおりの下部側面を握ったり、OK Googleと話しかけるだけでも起動できる。